「が」に注意
2020年 11月 01日
ムスコの弁当に箸を入れ忘れたことに、昼になって気づく。
案の定ラインが入った。
「箸ないんだが」
「が…」で止められると、「で、何?」と言いたくなる(苦笑)
箸が入っていないのは私のミスなのに、逆切れしそうになる(苦笑、再び)
最初にごめんといったうえで、
「文句を言うときは、現状報告にリクエストをセットにすること。」という旨、ムスコに返答しました(苦笑、三度)。
---
「が」という言葉、時々イラっとします(笑)
「が」は、逆説の接続詞。
「が」の後に来る文章は、前にある文章の「予想に反する内容」でなければならない。
正しい使用例)
勉強時間を増やしたが、成績はあがらなかった。
あの子は見た目はかわいいが、性格は悪い。
「が」が正しく使われている場合、「が」の代わりに「しかし」や「ところが」を使っても文章が成立します。そこが判別ポイントです。
本来なら逆説の接続詞である「が」。
それが、逆説の役割を果たしていないにも関わらず使われていて気になるのです。
気持ち悪い使用例)
「わたくし、○○と申しますが……」
「○○の母ですが、今日の練習お休みします」
「箸ないんだが」
この「が」は何でしょうねぇ。
「が」は逆説の接続詞ゆえ、「が」と言われると身構える。
その後に予想と違うことがくるから、そこがオチだ、だから聞かねばならないと身構える。更に、こちらへの文句がくるかもと、警戒態勢に入ってしまう。
身構えていたのに内容がそうじゃないと、準備していた自分が損した気分になりイラっとする(笑)
更に、「が」で止められた場合は、「で?」って返したくなる。
「で?」の返事が「○○してほしい」というリクエストの形式でなかったら、確実にイラっとする。何が言いたい?と。
---
「が」のもう一つの使い方は、強調の助詞。
使用例)
わたしが行きます。
「は」に置き換えても文脈は成立するが、「他の誰でもなく、このわたし」という意味合いで、他を排除して強調する意味合いが強くなる。
助詞で「が」を使うと排除感がでるので、場合によっては押しつけがましさを相手に感じさせる。
ゆえに、助詞の「が」も使い方注意。
といっても、接続詞の「が」ほど注意しなくてもいいけどね。
---
・接続詞「が」の誤った使用
・助詞「が」の押しつけがましさ
以上二つの理由により、わたしは「が」にイラっとするんだろうな(笑)。
わかってスッキリ。
by e-sakamichi
| 2020-11-01 02:00
| 本 & ひとりごと
|
Comments(0)