引用に関わる文房具 4 点

blog で真面目な文章を書くときは、なるべく本の引用文を添えるようにしています。

引用文を用いる理由は 3 つ。

1. 言葉の不足を補ってくれるから
2. 私考の後見人として(* 1)
3. 引用を意識することにより、読書の質が高まるから(* 2)

本を読んだり人との対話の中で、「それそれ!」と思う言葉に出会ったら、引用文として後で使えるように、ノートに書くようにしています。

書くことによって記憶に残るし、
忘れてしまっても記録を見ればわかるから。

本を書き写すことは、とても労力がかかる。
しかし、書き写すことによって理解が深まり、それを自分の言葉として発する再現性が高まる(* 3、* 4)。

ゆえに、労力をかけても続けている作業。

で、今回は、
引用文そのもののお話ではなく、引用文のインプットアウトプットに関わる「文房具」のお話。

---
1. ノート

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文章を書きためるノートは、無印の「単行本ノート」。184 枚 あるこのノートを、3~4ヶ月で使いきります。

コストパフォーマンスがよく、買い足しが容易な定番商品……だと思っていたのに、廃番になっちゃった(涙)。
次なるノートをどうすんべぇ。

ノートに求める条件は、
① 定番商品、② 200 枚程度、③ B5か A5、④ シンプル、⑤ リング式はイヤ。

ただいまの候補はコレ。
定番商品だと思うけど、どうでしょうかね。
しかし、無印と比べると高いね。とほほ。

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ミドリ MIDORI MDノート A5 方眼罫 MDR15003006
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ツバメの特厚ノート B5 もよかったけど、1 冊 1,000円だし、定番か疑問アリにて却下。

2. 万年筆
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筆記用具は、プラチナ万年筆の「# 3776 CENTURY シャルトルブルー」。

万年筆は、考えるスピードで書けるところがお気に入り。

ほぼ毎日使っているから、万年筆にはお金をかけてもいいなぁ。
次買うときは、もっと高いのを買おう。ぐひひ。


3. ページオープナー

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書き写すときに本を開いた状態で固定できると楽。
ということで「ページオープナー」を導入(* 1)。

結論として、これはあまり使えなかった。

もとの用途は楽譜用ゆえ、厚みのある本だと、ちと厳しく新書厚みでぎりぎり。

そして何よりの欠点は、本に色がつく。
新書厚みでもギリギリで、頑張って装着すると、本にキズと色がついてしまった。
金属製ゆえの弱点か。
代替え品、要検討。

INK にて、¥ 400 + tax 。


4. 書見台

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PCにインプットする際に、ノートを開いた状態で固定するための「書見台」。
ほんとに楽。もっと早くに導入すればよかった。
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INK にて、¥ 800 + tax 。
ドイツ製というところもツボ。


--- 参考文献など ---

* 1

10分間リーディング

鹿田 尚樹/ダイヤモンド社

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(要約)「引用句を自分の後見人として使う。
自分の言葉に足りない説得力を補うために。」

書見台とページオープナーについても、この本で知りました。


* 2
「つねにアウトプットを意識して、インプットすることで、記憶にしっかり刻みやすくなり、話すことでそれがしっかり記憶に定着します。」


* 3

大人のための読書の全技術

齋藤 孝/KADOKAWA/中経出版

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p 166 「書き写すということは、精読の最たるもの」


* 4

40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則

大塚 寿/ダイヤモンド社

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「もともとは本の言葉でも、自分の体験をくぐって出てきた言葉は、もう自分の言葉」
という主旨のことが、この本に書いてありました。

これを読んだのは 3 年前。当時は引用を意識したノートではなかったので、文章が残っていない。キーワードすら残していない。
なのに覚えている。









by e-sakamichi | 2017-02-16 06:00 | 家 |- 庭 & 器 & モノ | Comments(0)

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