判断はやっかい / マインドフルネス考 - 2

マインドフルネスとは、

「『今という瞬間』に余計な判断を加えず(中略)
自分の人生がかかっているかのように
真剣に集中して注意を向けること」(* 1)

日本マインドフルネス学会の定義では

「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、
評価をせずに、
とらわれのない状態で、ただ観ること。

なお、“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味である。」(* 2)

となっていました。

「判断を加えず」と「評価をせず」というのは、
言葉は違えど同じ意味。
評価には判断が伴うゆえにね。

この「判断」というはなかなかにやっかいで。

選択肢がたくさんあればあるほど、判断に迷う。
選んだ判断が正しいかどうか、というよりも、
捨てた判断への未練と後悔が迷わせてる。

現代生活におけるストレスの一端は、
この選択肢の多さ、判断の多さによるものだと思うのです。(* 3)

ゆえに、判断をしなくてもいい、というのはとても気が楽。

わたしが茶道を好きな理由もそこ。
型が決まっているので判断を伴わない。

自分の手元の感覚、足の運び、お湯の量……
「今ここ」に意図的に意識をむけることができる。

車の運転もそう。
判断は伴うけれども、明確なルールがあるから、
余分な迷いがない。(* 4)

ついでに料理が苦手な理由もここ。
常に判断が伴うから。

(苦手な理由はもう一つあります。それはまた別の機会に)
判断はやっかい / マインドフルネス考 - 2_e0201060_16321352.jpg
---

マインドフルネスの定義再び。

「『今という瞬間』に余計な判断を加えず(中略)
自分の人生がかかっているかのように
真剣に集中して注意を向けること」(* 1)


『今という瞬間』に余計な判断を加えず……
これって、アレと共通することじゃないんですか?

そのアレとは……?


お話は続きます。


--- 参考文献 ---

* 1


* 2
* 3


* 4






by e-sakamichi | 2016-12-17 06:00 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

Web 内覧会、家事効率化、生き物、石ころ、お茶、本。大1男子&高1双子女子の母。


by sakamichi