判断はやっかい / マインドフルネス考 - 2
2016年 12月 17日
マインドフルネスとは、
「『今という瞬間』に余計な判断を加えず(中略)
自分の人生がかかっているかのように
真剣に集中して注意を向けること」(* 1)
日本マインドフルネス学会の定義では
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、
評価をせずに、
とらわれのない状態で、ただ観ること。
なお、“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味である。」(* 2)
となっていました。
「判断を加えず」と「評価をせず」というのは、
言葉は違えど同じ意味。
評価には判断が伴うゆえにね。
この「判断」というはなかなかにやっかいで。
選択肢がたくさんあればあるほど、判断に迷う。
選んだ判断が正しいかどうか、というよりも、
捨てた判断への未練と後悔が迷わせてる。
現代生活におけるストレスの一端は、
この選択肢の多さ、判断の多さによるものだと思うのです。(* 3)
ゆえに、判断をしなくてもいい、というのはとても気が楽。
わたしが茶道を好きな理由もそこ。
型が決まっているので判断を伴わない。
自分の手元の感覚、足の運び、お湯の量……
「今ここ」に意図的に意識をむけることができる。
車の運転もそう。
判断は伴うけれども、明確なルールがあるから、
余分な迷いがない。(* 4)
ついでに料理が苦手な理由もここ。
常に判断が伴うから。
(苦手な理由はもう一つあります。それはまた別の機会に)
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マインドフルネスの定義再び。
「『今という瞬間』に余計な判断を加えず(中略)
自分の人生がかかっているかのように
真剣に集中して注意を向けること」(* 1)
『今という瞬間』に余計な判断を加えず……
これって、アレと共通することじゃないんですか?
そのアレとは……?
お話は続きます。
--- 参考文献 ---
* 1
* 2
* 3
* 4
by e-sakamichi
| 2016-12-17 06:00
| 本 & ひとりごと
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