放課後学習で

先ほどまでは、自習の見守りのお話。
今度は、放課後学習のお話。

3 年生を対象とした放課後学習というのがあってね、
放課後に 1 時間ぐらい残って、国語と算数のプリントをやるの。
全員参加ではなくて、申し込んだ子だけ。

その放課後学習の先生のボランティアをしてます。
そこでのお話。

まず、3 年生というお年頃。

それまでおとなしかった子も、やんちゃになるお年頃。
特に男子。
騒がしくなるし、行動も、自己主張も、他者介入も過剰になります。
ゆえに、一番大変なお年頃。

特に、小 3 の 6 月以降は、その傾向が顕著になり、
夏休みごろになるとピークを迎えるようです。
よって、一番面倒なお年頃。

でも、そういうやんちゃをやりながら、
何をしたらダメで、
どこまでやってもいいかを学んでいくお年頃なのね。
これも成長の一過程として大事なこと。

だから、まずは
① 小 3 とはやんちゃになる年頃だという認識をもち
② そのうえで対処をすること
が必要になります。

ここでも、わたしの行動は、先ほどの自習と同じ。
自分は騒がない。

まず、生徒が来る前に、今日の課題を並べておき、
自分は漢字プリントに集中しながら待ってるの。

そうなると、教室にきた子は、
「先生は勉強モードになってるから静かに」という認識を持つので、
軽くあいさつをするだけで、
そのまま机に置かれたプリントに入っていきます。

この時点で、わたしが過剰に反応すると、
騒がしく始まり騒がしいままで過ぎてしまうので、
ここはあえて「先生は勉強モード」というオーラを出して(笑)
「今は静かに課題に向かう時間」という雰囲気を作り出してしまうの。

ゆえにわたしのグループは、静か。
もともと落ち着いた子が多いグループだったけど、
そういう子でも騒がしい環境になると騒いでしまう。
ましてや、落ち着きのない子はなおさら。

よって、「今は静かに課題に向かう時間」という雰囲気を出して待ってるのでした。

そして、それぞれが課題に集中している間は、
よこから口出ししないことにしている。

よこから口出しすると、
その子が試行錯誤する時間を奪ってしまうし、
その声に隣の子が気を取られてしまう。

よって、ここがポイントというところをペンで指すか、
隣に座って小声で話すか。
その程度です。

で、「出来た!」というときには、すかさずハイタッチ!
(これまた声には出さず、ジェスチャーと表情だけで)

この「出来た!」という瞬間を大人に共有してもらう経験を積むと、
子どもって勝手に伸びていくにょ。
すごいよね~。

ゆえに、課題を解いてるそばから、
合っているところに〇をつけていくこともします。
出来た瞬間をその場で共有したいから。
すると、残りをどんどんやっていくよ。

中には、気分がのってないからと、
課題のペースが遅い子もいるのですがね。

他の子が帰っている時間にここに来てるだけでもえらいと思うので、
早くしなさいとはいいません。
少しでもやればいいよ、という感じです。

そして他者介入(ほかの子にちょっかいを出すこと)が始まったら、
「人のことはいい。自分のことをしなさい」と
目をあわせてドスの効いた声で一言いうだけ。

それだけでちょっかいを出すことはなくなります。

そして、漢字。
かなり汚い子もいますが、
形があっていれば〇という甘々採点です。

字はね、3 年生で汚くても、
4 年生になればとたんにきれいに書けるようになるの。
それは、空間認識能力やメタ認知が発達するから。
これは自分の子どもで実感したことでした。

だから、時期がくるのを待ってるの。

ゆえに、汚くてもうるさく言わず、
きれいに書けたときにとことん褒めることにしている。

それに加えて、子どもたちが課題に向かっている時間に、
自分が丁寧に漢字を書く姿勢を見せている。

四分割された升目をさらに分割して、
各部位の配置を確認しながら書いている。
一つの文字を書くのに、5分くらいかけて、
何度もやり直ししながら書いている。

そういうわたしの姿を見ているから、
時間に余裕のあるときは、
わたしの真似をして升目を分割しながら書く子もいる。
放課後学習で_e0201060_19473483.jpg


……という感じの放課後学習の先生ボランティアでした。

他の子に対しては、
待てるし冷静な対処もできるんだけど……

ということで、次のお話へ。



by e-sakamichi | 2016-12-08 06:00 | 子ども | Comments(0)

Web 内覧会、家事効率化、生き物、石ころ、お茶、本。大1男子&高1双子女子の母。


by sakamichi