体操服問題 - 2 / 予洗い

体操服問題。

男子で体操服が白い人に聞き取りしたところ(笑)
やはり皆さん 予洗いをしているとのこと。

体操服を、お湯を張ったバケツにつけて、
洗剤が染みやすい状態にしておく。

そして、ここで登場するのは、固形石けん。

なぜ固形石けんかというと、界面活性剤(洗剤)の濃度が高いからです。

--- 20161104 追記 ---
固形せっけんはやめた!!!
粉せっけんに変更。
詳しくは、こちらへ。


でも、以下の文章は、界面活性剤が汚れを落とすしくみの説明で、
あとで再出する文章ゆえ、読んでちょ
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体操服問題 - 2 / 予洗い_e0201060_15545579.jpg

これとかは、98 % が 界面活性剤(純石けん)となっていますね。

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ここで界面活性剤とは?

中学か高校で習った化学のおさらいです。

体操服問題 - 2 / 予洗い_e0201060_16323613.jpg

界面活性剤は、
油となじみやすい部分(疎水基)と
水になじみやすい部分(親水基)を持っています。

界面活性剤に水を加えると、集団をつくります。
これを「ミセル」といいます。

このまーるくなっているミセルの内側は、
油になじみやすい部分(疎水基)が並んでいます。
ここに汚れが取り込まれる。

ミセルの外側は、
水になじみやすい部分(親水基)が並んでいるのでね、
水になじむことができる。

よって、汚れが水になじむ、
つまり汚れが落ちるのです。

というのが、界面活性剤が汚れを落とすしくみ。
(かーーーーなりざっくりな説明ですが)。

で、界面活性剤がミセルを形成するには、
ある一定以上の濃度が必要なの。

界面活性剤がミセルを形成する最低限度の濃度を
「臨界ミセル濃度」といいます。
体操服問題 - 2 / 予洗い_e0201060_16334471.jpg

ミセルができる=汚れが水になじむ=汚れが落ちる、
だったでしょ。

だからね、この臨界ミセル濃度以上に界面活性剤がないと、汚れが落ちないのです。

かといって、過剰にあると、
それはムダになります。

よって、洗剤は書かれている使用量を守りましょう、となるわけです。

で、お話戻って、予洗いに固形石けんを使うわけ。

界面活性剤の濃度が高いので、
確実に汚れを浮かすことができるから。

(もしかすると過剰なくらいかも)

では、どんな固形石けんを選んだらよいのでしょう。

お話は続きます。




by e-sakamichi | 2016-10-26 06:00 | 家 |- 家事効率化 | Comments(0)

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