体操服問題 - 2 / 予洗い
2016年 10月 26日
体操服問題。
男子で体操服が白い人に聞き取りしたところ(笑)
やはり皆さん 予洗いをしているとのこと。
体操服を、お湯を張ったバケツにつけて、
洗剤が染みやすい状態にしておく。
そして、ここで登場するのは、固形石けん。
なぜ固形石けんかというと、界面活性剤(洗剤)の濃度が高いからです。
--- 20161104 追記 ---
固形せっけんはやめた!!!
粉せっけんに変更。
詳しくは、こちらへ。
でも、以下の文章は、界面活性剤が汚れを落とすしくみの説明で、
あとで再出する文章ゆえ、読んでちょ
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これとかは、98 % が 界面活性剤(純石けん)となっていますね。
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ここで界面活性剤とは?
中学か高校で習った化学のおさらいです。
界面活性剤は、
油となじみやすい部分(疎水基)と
水になじみやすい部分(親水基)を持っています。
界面活性剤に水を加えると、集団をつくります。
これを「ミセル」といいます。
このまーるくなっているミセルの内側は、
油になじみやすい部分(疎水基)が並んでいます。
ここに汚れが取り込まれる。
ミセルの外側は、
水になじみやすい部分(親水基)が並んでいるのでね、
水になじむことができる。
よって、汚れが水になじむ、
つまり汚れが落ちるのです。
というのが、界面活性剤が汚れを落とすしくみ。
(かーーーーなりざっくりな説明ですが)。
で、界面活性剤がミセルを形成するには、
ある一定以上の濃度が必要なの。
界面活性剤がミセルを形成する最低限度の濃度を
「臨界ミセル濃度」といいます。
ミセルができる=汚れが水になじむ=汚れが落ちる、
だったでしょ。
だからね、この臨界ミセル濃度以上に界面活性剤がないと、汚れが落ちないのです。
かといって、過剰にあると、
それはムダになります。
よって、洗剤は書かれている使用量を守りましょう、となるわけです。
で、お話戻って、予洗いに固形石けんを使うわけ。
界面活性剤の濃度が高いので、
確実に汚れを浮かすことができるから。
(もしかすると過剰なくらいかも)
では、どんな固形石けんを選んだらよいのでしょう。
お話は続きます。
by e-sakamichi
| 2016-10-26 06:00
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