トンボ - 4 @富士山こどもの国-湿性の森 2016.08.17

引き続き、「富士山こどもの国」のトンボレポート。
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カブトムシコーナーも完全スルーで、湿性の森へ直行。

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小さな池の周りに、薄暗い林が隣接。

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リスアカネ、再び。

「平地~山。
河川や、湿地、池などの周辺で見られる。
薄暗い環境を好み、生息地は局所的で数も少ない」

ここは、薄暗い森があるので、
リスアカネみたいな「河川や、湿地、池などの周辺で」「薄暗い環境を好む」子には最適なんでしょうね。


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翅の先端に褐色斑あり。だけど、上ののリスアカネちゃんとは違うよ。
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胸の黒色条が、逆U字型なの。
よって、この子は、コノシメトンボ。

「平地~山。
河川や湿地、水田、池などの周辺で見られる。
胸側面の黒色条は逆U字状。
ノシメトンボと同様、しばしば見かけるアカトンボ類の一つ。」

そして、ノシメトンボの説明のところに、
「コノシメトンボ、リスアカネの2種と比べると、比較的明るい環境を好む。」と
書いてあったということは、

このコノシメトンボちゃんは、暗いほうがお好みなんだろうね。

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翅の付け根に、色がついてるよ。

さっき池で見たショウジョウトンボに似ているけれど、
胸に黒い線(条)があるから、違うよ。
脚が黒いのも違うよ。

ネキトンボ / オス。

「平地~山。
池やその周辺の林で見られる。
翅の付け根は幅広く橙赤色。
幼虫は防火水槽など、小さな人口の水たまりにも生息する。」

平地よりもやや山地に多いそうです。

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クロイトトンボ / メス。

イトトンボは、毎回難儀しています。しかもメスだったし。
先生、ご教授ありがとうございました。


「平地~山の湖沼。ため池のほか、水草が生えている公園の池でも見られることがある。」

この子は、珍しい子ではありません。
浮島のどぶ池でよく見ます。

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シオカラトンボ / オス。

今度はオスで間違いないはずです(笑)。

今回は、2年前に行ったときに比べて、ここでのシオカラ率が高かった。

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ここでのお目当ては、ルリボシヤンマとオオルリボシヤンマでしたが、残念ながら今回は捕れず。

それらしきトンボが、上空を飛行している姿や、もう少し大きな池の縁を飛んでいる姿を見ましたが、確証はできません。

2 年前 に行ったときは、この湿性の森の小さな池で、手の届くところを飛んでいました。
おつながりも見れました。

今回よりも1週間後だったからかなぁ。
もうちょっと遅い時期にきたら、産卵目当てで、池の近くに来てくれるのかなぁ……。

過去の写真より。
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オオルリボシヤンマ / メス。

「山。山から連なる丘陵でも分布する。
池や湿地周辺で見られ、ルリボシヤンマに比べると低い標高の地にもいる。
寒冷地の池や湿地の周辺で見られる。
日本固有種。」

山って書いてあるでしょ。
この子に会いたくて、来たのに~。残念。

オオルリボシヤンマのオスは、「開けた水面をホバリングしながら縄張り飛行」とな。
ということは、こっちの小さい暗い池より、湿性の森の大きめの池のほうが好みかしら。


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こちらは、ルリボシヤンマ / オス。

「山。山から連なる丘陵にも分布することがある。
寒冷地の池や湿地の周辺で見られる。」

そう、この子も会いたかった子です~。残念。
ルリボシヤンマは「やや暗がりの池や沼地」とのことなので、この小さい暗い池は、この子のお好みなんだろうなぁ。

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こちらは、湿性の森の、大きめの池。
明るい開けた水面を、林が取り巻く。

ギンヤンマ、シオカラトンボがわんさか。

そして、黒×水色の大きめトンボがいました。
が、手の届くところにはなかなかこない。
遊歩道の上を横切るタイミングを狙ったけど、捕れず。残念。

ここは、トンボが見えるけど、
手の届くところに来ない、という点で、とてもストレスがたまる場所(笑)。
おススメ度低し。

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考察

富士山こどもの国では、
図鑑で「山」で見られると書いてあるトンボや、
「薄暗いとこを好む」と書いてあるトンボに会えるかもしれない、
という期待を胸に(笑)トンボを探しにいきました。

図鑑に記載された生息域によって分類をすると、以下の通り。
()内は、今回は捕れなかったけど、前回捕れたもの。

丘陵~山:キイトトンボ、(オオルリボシヤンマ)、(ルリボシヤンマ)
平地~山:リスアカネ、コノシメトンボ、ネキトンボ

この子たちは、わたしはあまり平地で見ないので(断言できるほど見てるわけでもありませんが、笑)、標高の高いこどもの国だからこそ、と言ってもいいのかな。

平地~山:オオシカオカラトンボ、ギンヤンマ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、クロイトトンボ

この子たちは平地でもよく見られる子ゆえ、こどもの国だからという子ではない。

薄暗い環境を好むという点では、リスアカネ、コノシメトンボ、(ルリボシヤンマ)。

こどもの国では、水辺のすぐ近くに林がある場所が多いので、こういう「薄暗い環境を好む」トンボに出会える。

そして、ここは、園内の複数のポイントでいろんなトンボが見れる、という点でいい場所だと思います。


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以上、こどもの国のトンボレポートおしまいです。
先生、ご指導ありがとうございました^^。今回もお願いします(笑)。

--- 参考文献 ---





Commented at 2016-08-19 19:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by e-sakamichi at 2016-08-19 21:44
鍵コメ先生

産卵できる基質!!!

Niceな視点をありがとうございます!!!
なるほど、納得。
そして、その視点は全くありませんでした(笑)

その点も考察に加えて、自由研究の考察にしたいと思うます(誰の?)

返すがえす思うに、先生にご指導いただけてほんとに嬉しいです。
ありがとうございます!
by e-sakamichi | 2016-08-18 20:58 | 生き物 | Comments(2)

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