図書館 - 15 / 2) チェックする場所

2. 学び方

1) あたりをつける
2) チェックする場所
3) アウトプット
4) 同時並行
5) 体験と重ねる

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分類番号のあたりをつけたら、まず行くのは、大人の本棚かと。
ここで、ちょっと待ったー(笑)。

新しい分野の勉強をするにあたって、難しい本からチャレンジして、玉砕してはどうしようもありません(* 1)。
学ぶことが楽しいと思えなくなります。

かといって、大人の本棚でタイトルをみただけでは、難易度がわからならい。
よって……

① 児童書コーナー

わたしのおススメは、児童書コーナーです。

児童書コーナーの本は、その分野の知識がない人でも読める本が多いので、入門書としては最適なんです。

とはいえ、自然系の本では難しい本もあります。
たまに、いえ、よく玉砕していますが、まぁ、あまり気にせず(笑)。
わからないものは、わからないままでいいので、とりあえず量を読んでください。

わたしの場合、自然系の知識の 8 割以上が 児童書からです。

児童書は、入門書として最適なだけでなく、短いことも利点です。
短いゆえに、読みきることができる。
ゆえに、全体像を把握するのに最適だし、やりきった感を得やすい(笑)。

一冊では不足している知識も、複数冊読むことでカバーすることができます。

複数冊読んで、共通している事項は、その分野の必須事項と捉えることもできます。
必須事項を繰り返し読むことで、確実に腹に落とし込むことができます。

よって、まずは児童書をたくさん読む。

福音館の月刊誌「ちいさなかがくのとも」「かがくのとも」「たくさんのふしぎ」は、別のコーナーにある場合が多いので、こちらもお忘れなく。(えぇ、そこにも手を出しますのよ)


② YAコーナー

ここも、児童書と同様、入門書が多いのでおススメ度高しです。

ただ、図書館によってはない場合もありますのでね。あれば、是非行ってください。

そして、YA用の新書は別の棚にある可能性もあるので、こちらも探してください。



③ 大人の本棚

ここでやっと、大人の本棚(笑)に行きます。やっとです。

ここでも、複数冊借ります。
全部読まなくてもいいんです。
あとで詳しく説明しますが、本の読み方というものがありましてね、全文読まなくてもいいんです。

まずは、手に取るだけ、タイトルを見るだけでも、本は価値があります。
お金を出して本を買っていては、こういう付き合い方はできません。
だから本は図書館で、なのです。

ゆえに、読めるかなんて気にせず、どんどん手に取り、どんどん借りましょう。
まずは量、ですから。


④ 新書コーナー

新書は別のコーナーにあるので、新書のコーナーも忘れずチェック。
最近は、新書の方が好き。三番目に持ってこようか迷ったぐらい。

⑤ 文庫本コーナー

文庫本も別のコーナーにあるので、ここもチェック。

⑥ 郷土コーナー

身近なところでの実際に行って確認すると、知識が深まります。
よって、郷土コーナーをチェック。
自然・歴史は、このコーナーが有効です。


--- まとめ ---

分類番号のあたりをつけたら、
図書館でチェックするのは 6 箇所。

優先順位の高いものから、
① 児童書コーナー
② YAコーナー
③ 大人の本棚
④ 新書コーナー
⑤ 文庫本コーナー
⑥ 郷土コーナー

--- 参考文献など ---

* 1

わたしは、薄い本から徐々にグレードアップするほうが好きなのですが、
この方は、分厚い本から徐々にグレードダウンなさるんですって!

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

出口 治明/幻冬舎

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p 105 「新しい分野を勉強するには分厚い本から入る

(要約)分厚い本は、高度で詳細ゆえ、最初はわからない。だから、最初の一冊目は『点の理解』。
部分的な理解だが、ちょっと辛抱。

二冊目を読むと、少しずつ点と点が結びつき『線の理解』になる。

分厚い本を 5 冊くらい読んでから、薄い本を読むと、それまでの点がすべて線になってつながり、さらにはその分野の全体像が見えてきて、一挙に『面の理解』に広がる。
極論すると、いままで読んだ本のすべてが、同時に腑に落ちる。

初めに薄い本を読んでしまうと、なんとなくわかったと思って、手間のかかる分厚い本が面倒になり読まなくなる。

よって、分厚い本から始めて、薄い本に移行していく。」

こういう読み方の人に初めて出会いました。
とはいえ、この方法は、わたしには撃沈が予想される(笑)。

わたしの場合、薄い本から読むけど、
その薄い本は穴がいっぱいあいてるぞ、その穴は他の本で埋めていくんだぞ、という気持ちで読んでいるからいいのかな。


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by e-sakamichi | 2016-08-05 06:10 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

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