図鑑の効用 - 15 / 夕食時に
2016年 07月 05日
図鑑の効用シリーズ、図鑑の使いどきというお話。
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食事時は、知識を広げる絶好の機会。
今食べている食材の話にかこつけたり、子どもの何気ない会話から展開したり。
知りたい時が学び時ゆえにね、機会は逃さないよう、その場で図鑑を開きます。
ゆえに、我が家は食事時に、図鑑がたくさん並びます(笑)。
そして、その場で説明をさせます。
この日は、ムスメの「今日はプールだったの。○○君って痩せているから、骨がたくさん見えた」という会話からスタート。
「どこの骨?」と母が問いを投げかけたら、人間の図鑑をもってきて、骨の名称について調べて「肋骨」と答えました。
その流れで、体を表す漢字に「月」へんが多いことに気がついたムスメ。
「じゃぁ他に何がある?」という問いを投げたら、漢和辞典で調べたりしていました。
ついでに、子ども新聞も夕食時に読んでます。
わたしが読んでるのを、隣に座った子がのぞき見しながら、
「お母さん、○○って□□なんだって~」「へぇ~」なんて、驚きの共有ができるのです。
本来は、食事時に 調べものをしたり新聞を読んだりするのは、マナー的には良くないんですがね(笑)。
わざわざ調べる時間を別にとろうとすると、
長続きしないし、テーマをわざわざ持ってこないといけなくなります。
ゆえに、お行儀が悪いけど、食事時にやるのです。
そして、こういう何気ない会話から調べる、という習慣をつけていくと、
「テーマは身近にたくさんころがっている」ということを体感し、身近なことから知識を発展させていくことができるのです。
よって、調べ学習なんかするときも、わざわざテーマをひねり出す必要がなくなるとです。
そして、夕食時にやる一番重要なポイントは、お母さんが聴ける体制である、ということ。
知識の定着を図るのはアウトプット。
話すことによって、知識は定着する。
話すためには、聴いてくれる人が必要。
お母さんが聴いてくれる人=アウトプット先になれば、子どもも知ることを楽しむようになる。
ゆえに、お母さんがじっくり腰を据えている夕食時がいいのです。
子どもが調べてわかったことは、口頭による説明をさせます。
図鑑の言葉を使った書き言葉で。
わたしが聴いてわからないことは、さらに説明を補足させます。
そうやって対話を重ねて、お互い納得できる答えがでたときには、ハイタッチ。
ハイタッチしたときの子どもたちは、ほんとうによい表情をしています。
わかることの楽しさ、知るを共有することの楽しさを知ると、子どもはどんどん学ぶようになります。
ゆえに、その瞬間を「やったね」と表現できるハイタッチはとてもいいですよ。
わたしも、その瞬間に立ち会えることが嬉しくてたまりません。
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図鑑を開くのは、知りたいとき。
時間をとるなら、夕食時がおススメ。
--- 前回までのお話 ---
図鑑の効用
1. 利点
・絞り込みが容易 → ★
・体でわかる → ★
2. 分類
・共通事項の抽出 → ★
・階層構造 → ★
・樹形図 → ★
3. わかりやすい説明の練習
・論理的な説明 → ★
・定義 → ★
・自己肯定感 → ★
4. 生命観
・思春期 → ★
・生死観 → ★
・好き嫌いをこえた先 → ★
5. 図鑑選び
・二冊目以降の図鑑 → ★
6. 図鑑の使いどき
・置き場所 → ★
by e-sakamichi
| 2016-07-05 14:00
| 本 & ひとりごと
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