初めて話す人に核心をつかれる

子ども会の先輩が転勤されることになり、送別会(という名の飲み会)。

飲み会の席で、
「明日はお茶会があります。お抹茶とお煎茶の両方ならってますが、明日はお煎茶です。」
と、その先輩に話をしたところ

「お抹茶と違って、お煎茶って入れ方によって 味そのものが変わるでしょ」
と、いきなり核心をつかれました!!!

そう、お煎茶って入れ方によって味そのものが全然変わってしまうんです。
一煎目は低い温度で入れるのことで、お茶本来の甘みを味わい、
二煎目は渋みを味わう。
ゆえに、渋くなる二煎目の前にお菓子をいただく流れになっているんです。

初めて話す人に、このお煎茶の核心をつかれたのは、パパ以外では初めてのことでした。
だけど、納得なことでもありました。

なぜならば、先輩(男の方)は有機合成の人でありまして。
まずは低温で抽出、しだいに温度を高めていく、
というのは、分析における定石なんです(って)。

ゆえに、「お茶本来の味の変化を味わうのは煎茶で、
その条件設定には気を配るんでしょうね」
というコメントまでいただけました。

ズバリすぎて、感激。
お湯が冷める時間をかせぐために、合間にいろんなお点前をはさんだりするんです。そうなんです。

そして、「お抹茶は、味は均一だけど、お点前の型そのものの美しさがあるんでしょうね」とも。
これまた、ズバリ。
ズバリすぎて、感激(再)。

「明日はお茶会があります。お抹茶とお煎茶の両方ならってますが、明日はお煎茶です。」と言っただけで、
ここまで核心的な理論展開ができるなんて。
素晴らしい、ナイスです!!!

一つのことに長けた方は、
それを展開して他のことに応用できて、なおかつ、深めることができるんだなぁと、
改めて思った次第でした。

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飲み会は、早々に退散(笑)。

明日のお茶会、初心者なわたしのお点前は午後からです。
午前中は第一童子。お点前よりも大役(苦笑)。
頑張ります。






by e-sakamichi | 2016-04-23 22:16 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

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