熱中しているムスメの 横顔

この日は、午前中に静岡県立美術館へ。
県立美術館は、ロダンの作品が多いことでも有名。
で、そのロダンを見た感想は

「人体の美しさを、よくもここまで表現できるなぁ
と、感動するも、
これほどの技術と表現力を持っているのだったら、
美しい題材で表現してほしかったなぁ。」

でした(笑)。

そして、
高い感受性をもつのであれば、
世の中の苦しいものに対する感受性ではなく、
美しいもの・心温まるものに対する感受性が高いほうがいい、
と思ったとでした。

……ということを考えながら、ふと目の前を見ると、
書き取りに熱中しているムスメの横顔が目に入りました。

熱中している人の横顔、
特に 子どもの横顔は美しい。

その美しさを表現したいという衝動にかられる。
で、描いてみるも、なかなかにね(笑)
熱中しているムスメの 横顔_e0201060_21400459.jpg
ならば写真じゃと思うも、これまたなかなに(笑、再)。
熱中しているムスメの 横顔_e0201060_21404929.jpg
何をもってして美しいと感じ、
何をもってして熱中していると思うのか……

言葉にするのも、絵にするのも、写真を撮るのも、難しい。

--- おまけ ---

おとなが育つ条件――発達心理学から考える (岩波新書)

柏木 惠子/岩波書店

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第 3 章 感情と人間関係
p55 加齢に伴う感情の成熟 - 寛容性の獲得

「ある高齢女性は、以前大好きだった刺激や興奮一杯の悲劇や深刻な映画や本はもう見たくない、『心暖まるもの』をと述べています。
限られた時間を穏やかにポジティブに生きようとの自己制御の一例です。」

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今回 ロダンの作品を見て感じた「美しい題材で表現してほしかったなぁ」というわたしの気持ちは、
この高齢女性の「心暖まるもの」を求めた気持ちに近いのかも。

ということは、今回のわたしの気持ちは、
加齢に伴う感情の成熟化の一端なのかもしれません。
加齢ですわよ(笑)

でも、穏やかにポジティブになれるんですもん。
加齢バンザイです(笑)。


by e-sakamichi | 2016-04-21 06:00 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

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