困った言動を 紐解く- 1 / 序論
2016年 01月 15日
この日の夕飯は、しゅうまい。
「味が足りなければ、ポン酢をどうぞ」とムスコに言うと、
冷蔵庫から出してきたのは、未開封のポン酢。
「これじゃない。使いかけのポン酢があったでしょ。」と言うと、
「それは全く目に入らなかった」とな。
一番手前にあったのに…。彼の目には入っていない。
男の視野と、女の視野は異なる。
男の視野は、視界(見える範囲)は狭いけど、ターゲットへの距離感はバッチリ、という肉食動物のような視野。
視界が狭い、つまり、ぱっと見て見える範囲が狭いから、男は探し物が苦手。
よって、今回みたいに見落とす。
これがわかっているのでね、
「きちんと見なさいよ!」なんて怒ることはしない。
そこは怒っても無駄。
男だから視界が狭いのは、しょうがないんだもん。
ゆえに、かわりにかける言葉は、
「ほらほら、男は視界が狭いんだからさ。
見えてないだけよ。
手前にあるから、もう一度見てごらん。
見えなければ、首を左右に振ってごらん」なのです。
男の視界の狭さについては、ムスコとディスカッション済にて、
「そうだったね。あった、あった!」で、一件落着。
「やっぱり見えてないね。あははぁぁ」なんて、笑い合ったりしたとです。
---
子どもの ” 一見 ” 困った言動があったとき、
親はつい 子どもの資質(性格、育ち方)のせいにしがち。
子どもの資質(性格、育ち方)のせいにするとね、
「どうしてこんな風になったのだろう、私の育て方が悪かったのかしら」となって、子どもに対して厳しくなってしまってたのね。
子どもに対して厳しくなるとね、
言葉がエスカレートしていってね
「お前は注意力が足りない」とか「バカだ」「ダメだ」「できない」って、
決めつけ=レッテルを張るようになるの。
決めつけ=レッテルを張るとね、
親は レッテルを通してしか子どもを見なくなる。
ゆえに、「ほら、またやった。だから言っただろう、お前はダメだって」って、なっちゃうのね。
よって、「またやった」を繰り返して、子どもの悪い部分しか見なくなる。
そして子どもも、自分に張られたレッテルを通してしか自分を見なくなるの。
親が「お前はダメだ」というレッテルを子どもに張ると、
子どもも「自分はダメだ」という思い込みを持ってしまい、
自信をなくして、行動に制限をかけてしまうのね。子ども自身で。
ゆえに、本来持っていたはずのよい部分を表に出すこともなく、悪いイメージばかりが積み重なる。
子どもの中に。
よって、子どもはますます自信をなくす。
そんな子どもの様子を見て、親はますますレッテルに確信をもち、子どもに「お前はダメだ」を言い続ける。
悪循環。マイナスのスパイラル。
そして、このレッテルは、なかなかはがすことができない。
わたしが、親の張った「お前はダメだ」のレッテルを完全にはがすことができたのは、この年になってからなの。
レッテル=決めつけって 怖いら。
ゆえに、子どもの ” 一見 ” 困った言動を、
子どもの資質(性格、育ち方)のせいだけにしてレッテルを張ることは、避けたいのです。
で、話戻って、今回のポン酢を見つけきれないムスコの話ね。
これを 子どもの資質の問題だとしていたら、
ムスコは注意力が足りない、というレッテルを張ることになったでしょう。
だけど実際は、男は視界が狭いという理由によるものだったでしょ。
だから、ムスコを怒ることもレッテルを張ることもなく、首を振って見なさいという指示で済み、最後は笑い話にまでなったの。
こんな風にね、
子どもの ” 一見 ” 困った言動をよくよく紐解いてみると、子どもの資質 ” 以外 ” に由来することもあるのです。
むしろ、子どもの資質そのものに由来するものは案外に少ないんじゃないか、
とワタシは思ったとです。
では、子どもの困った言動の由来となる、資質 " 以外 "のものって なんでしょう…。
お話は続きます。
「味が足りなければ、ポン酢をどうぞ」とムスコに言うと、
冷蔵庫から出してきたのは、未開封のポン酢。
「これじゃない。使いかけのポン酢があったでしょ。」と言うと、
「それは全く目に入らなかった」とな。
一番手前にあったのに…。彼の目には入っていない。
男の視野は、視界(見える範囲)は狭いけど、ターゲットへの距離感はバッチリ、という肉食動物のような視野。
視界が狭い、つまり、ぱっと見て見える範囲が狭いから、男は探し物が苦手。
よって、今回みたいに見落とす。
これがわかっているのでね、
「きちんと見なさいよ!」なんて怒ることはしない。
そこは怒っても無駄。
男だから視界が狭いのは、しょうがないんだもん。
ゆえに、かわりにかける言葉は、
「ほらほら、男は視界が狭いんだからさ。
見えてないだけよ。
手前にあるから、もう一度見てごらん。
見えなければ、首を左右に振ってごらん」なのです。
男の視界の狭さについては、ムスコとディスカッション済にて、
「そうだったね。あった、あった!」で、一件落着。
「やっぱり見えてないね。あははぁぁ」なんて、笑い合ったりしたとです。
---
子どもの ” 一見 ” 困った言動があったとき、
親はつい 子どもの資質(性格、育ち方)のせいにしがち。
子どもの資質(性格、育ち方)のせいにするとね、
「どうしてこんな風になったのだろう、私の育て方が悪かったのかしら」となって、子どもに対して厳しくなってしまってたのね。
子どもに対して厳しくなるとね、
言葉がエスカレートしていってね
「お前は注意力が足りない」とか「バカだ」「ダメだ」「できない」って、
決めつけ=レッテルを張るようになるの。
決めつけ=レッテルを張るとね、
親は レッテルを通してしか子どもを見なくなる。
ゆえに、「ほら、またやった。だから言っただろう、お前はダメだって」って、なっちゃうのね。
よって、「またやった」を繰り返して、子どもの悪い部分しか見なくなる。
そして子どもも、自分に張られたレッテルを通してしか自分を見なくなるの。
親が「お前はダメだ」というレッテルを子どもに張ると、
子どもも「自分はダメだ」という思い込みを持ってしまい、
自信をなくして、行動に制限をかけてしまうのね。子ども自身で。
ゆえに、本来持っていたはずのよい部分を表に出すこともなく、悪いイメージばかりが積み重なる。
子どもの中に。
よって、子どもはますます自信をなくす。
そんな子どもの様子を見て、親はますますレッテルに確信をもち、子どもに「お前はダメだ」を言い続ける。
悪循環。マイナスのスパイラル。
そして、このレッテルは、なかなかはがすことができない。
わたしが、親の張った「お前はダメだ」のレッテルを完全にはがすことができたのは、この年になってからなの。
レッテル=決めつけって 怖いら。
ゆえに、子どもの ” 一見 ” 困った言動を、
子どもの資質(性格、育ち方)のせいだけにしてレッテルを張ることは、避けたいのです。
で、話戻って、今回のポン酢を見つけきれないムスコの話ね。
これを 子どもの資質の問題だとしていたら、
ムスコは注意力が足りない、というレッテルを張ることになったでしょう。
だけど実際は、男は視界が狭いという理由によるものだったでしょ。
だから、ムスコを怒ることもレッテルを張ることもなく、首を振って見なさいという指示で済み、最後は笑い話にまでなったの。
こんな風にね、
子どもの ” 一見 ” 困った言動をよくよく紐解いてみると、子どもの資質 ” 以外 ” に由来することもあるのです。
むしろ、子どもの資質そのものに由来するものは案外に少ないんじゃないか、
とワタシは思ったとです。
では、子どもの困った言動の由来となる、資質 " 以外 "のものって なんでしょう…。
お話は続きます。
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by
ayumu6945 at 2016-01-15 13:43
「首を振りなさい」
今日からムスコに即実行します
なんせ「右を見ろ」の指示に対して
必ず「左」を見るヤツなので(泣)
今日からムスコに即実行します
なんせ「右を見ろ」の指示に対して
必ず「左」を見るヤツなので(泣)
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by
e-sakamichi at 2016-01-15 17:33
ayumuさん
即実行(笑)
人間の図鑑で「視野」のページに、肉食動物の説明があるのでね、これをもとに説明すると、生き物男子はイチコロ(^ω^)
そして「人間のオスは狩りをするために、距離感を重要にしているから、肉食動物みたいな視野なのだ」ということも併せて説明すると、
生き物男子は 即落ちる(笑、再)
即実行(笑)
人間の図鑑で「視野」のページに、肉食動物の説明があるのでね、これをもとに説明すると、生き物男子はイチコロ(^ω^)
そして「人間のオスは狩りをするために、距離感を重要にしているから、肉食動物みたいな視野なのだ」ということも併せて説明すると、
生き物男子は 即落ちる(笑、再)
by e-sakamichi
| 2016-01-15 12:00
| 本 & ひとりごと
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