目で習って 体で覚えたい

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お茶のお稽古は、金曜日。
先輩方がこれないことが多く、
先生とマンツーマンのことが多い。

先生のお話を聴くのは大好きだし、
マンツーマンでゆっくりお稽古するのも好きなのですが、
人のお点前を見れないのが難点。

お茶って本来は、目で習うもの、だからね。

お煎茶のお点前デビューまで日がないので、
今週は 土曜日のお稽古に行って
先輩のお点前を見せていただきました。

言葉でなく、目で習うとね、
自分がやるときも
自分の中で言葉にすることが減るの。

つまり、あれやこれやと命令する自分が出てくる頻度が減るのです。

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物事を失敗する要因の一つが、
自分の中のもう一人の自分。

あれやこれやと命令したり、
やったね!なんて浮かれたり、
もっとしっかり!なんて激を飛ばしてくる。

バドミントンで、甘い球が上がると
「やった!」と思ってミスするのもそうだった。

「空」は「空」のままで

そげんこた、いらんとばい、ワタシ。

だからね、言葉で覚えるのではなく、
目で習って体で覚えたい、と
このごろ強く思うのです。

だから、先輩のお点前が見たかった。

来週も、先輩のお点前を見させてもらう予定。
少ないチャンスだから、
しっかり学ぼう。

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「物事を失敗する要因の一つが、
自分の中のもう一人の自分。」

ということに気が付いたのは、
バドミントンで 甘い球に限ってミスをするのは、
「ラッキー」と思っている自分がいるからだ、
と気が付いたとき。

気が付いた後に読んだ三冊の本で、
核心に至る。

無心に至る過程に、言葉や思考はいらない。
むしろ邪魔。

弓と禅

オイゲン・ヘリゲル/福村出版

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インナーゴルフ―自然上達法から精神集中まで

W.T.ガルウェイ/日刊スポーツ出版社

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「p46 セルフ 1 と セルフ 2

私の中に2人の異なった人格が存在している。
一人は常に命令し、
一人は常に働いてプレーをしている。

一方的に声を出し続ける自分を、
マイセルフにちなんで セルフ 1 と名づけ、

常に命令されてプレーをする方のワタシを、
セルフ 2 と名づけることにした。

(中略)

セルフ 1 は、口うるさくて、そのくせ現場の邪魔になる上役みたいなものだ。
(中略)
セルフ 1 と総称するところの自分の内側の要因が、何かを学ぼうとする時や遂行しようとする時に邪魔をする。
(中略)

人間の肉体として存在するあらゆる器官、組織、神経はすべて セルフ 2 なのだ。
「自己妨害しようとする心理活動」をさして、私は セルフ 1 と定義している。

我々が現実に発揮する能力は、本来の能力(セルフ 2 )から、妨害作業によるロス(セルフ 1 )を差し引いたものなのだ。
(中略)

インナーゲームの狙いは、(中略)
セルフ 1 によるマイナス(ロス)分を極力減らすことだ。
セルフ 2 の力を、出来うる限り、100 パーセントに近い形で表現すること。
それがインナーゲームのゴールなのだ。」


新インナーゲーム (インナーシリーズ)

W.T.ガルウェイ/日刊スポーツ出版社

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この日のお稽古で発覚したこと。

お茶会のお点前さんは、
その先輩と私の二人しかいない、とな。

ほんとは、もう一人の先輩がいらしたのに、
出れなくなったと。

まぁ、お点前はどうせやるからね。
回数が増えるのは かまわないのですが…

困ったことは、
童子(どうし)もやることになりそうなんです。

お点前より童子のほうが
気配りココロ配りがいるのよぉ。

ひょえ~(汗)。




by e-sakamichi | 2015-12-15 06:00 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

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