三保の松原 石ころと砂 - 2

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今回、三保の松原に行った目的は、
「三保の松原の砂って 黒い?!」

安倍川の上流は、泥岩(黒い岩)が多かったので、
安倍川由来の砂である三保の松原は
黒いんじゃないかと。
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で、行ってみた。
うん、黒かった。
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何度も来てるのにね。
興味がないと、見てないもんです(笑)。

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三保の松原の観光案内にある、説明書きより。

「三保は、東北方向に伸びた長さ 6 km の砂嘴です、
安倍川がもたらした土砂と、
久能山東照宮が位置する 有度山の南斜面の海食崖から削り取られた大量の砂礫が、
東に運ばれて三保嶋が形成されました。」

採集して観察する海岸の石ころ―種類・成り立ち・地質・地層を調べる (子供の科学★サイエンスブックス)

渡辺 一夫/誠文堂新光社

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この本再び。

「p 82-85 第 7 章 日本列島の海岸の砂地図」

にて、日本の海岸の砂を比べた内容があります。

「フォッサマグナを境にして、砂を比べてみました。
北海道から東北地方、関東地方
中部地方までの海岸を見ると、
全体として黒っぽい砂浜が目につきます。

これは、東日本の地質に大きな影響をあたえている火山からはこばれたものが多いからです。」

ほうほう、確かに フォッサマグナより東の方は黒いねぇ。

(*三保の松原の砂が黒いのは
火山由来ではなく、泥岩由来なのですがね)

「フォッサマグナの西側、西日本の海岸の砂を見ると、とくに中国地方を中心に白っぽい砂浜が目につきます。

これは、その多くが西日本の地質を形づくっている花崗岩が風化して運ばれた砂だからです。

とくに、花崗岩には白っぽい鉱物の石英がとても多く、これが砂を白っぽく見せています。」

なるほど。

小学生の時に 長崎から静岡に遊びに来て、
浜名湖で泳いだことがありましてね。

そのときに、砂の黒さにびっくりした覚えが。
砂=白系 だと思い込んでました。
九州だから、砂=白系だったのね。

--- おまけ ---

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鹿児島県 阿久根市 の 脇元海岸。
白っぽいねぇ。

ここは、砂浜が 3 km も 続いています。
砂もキレイ。
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潮干狩りしている写真。
黄色いチビちゃんは、ムスコ。
よちよち歩きが かわいかった。
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熊本県 湯の児。
ここも白いねぇ。


---

以上、三保の松原の 石ころと砂のお話、
おしまい。


安倍川の石ころレポート、
中流の話を書いてないことに気が付きました。
宿題。

木曽川と長良川の石ころ話も
あるのよね。
たはは。

by e-sakamichi | 2015-11-24 06:00 | 生き物 | Comments(0)

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