スズメバチの死骸
2018年 05月 23日
久しぶりの虫ネタです。
ムスメたちのバレーの練習のおりに、体育館でスズメバチの死骸を見つけました。
大事に持って帰ろうとしたところを、チームメイトの大人に見つかってしまい、「なんで持って帰るの?」と失笑されてしまいましたわー。
だってぇ、生きているスズメバチには会いたくないけど、死骸だったら調べられるもん!……と言っても、わかる人にしかわかってもらえない話なので、笑顔でその場をしのぎましたわー(笑)。
去年アシナガバチの巣を見つけたのに、無知ゆえに見逃したことがたくさんあって。その後にスズメバチの勉強をしたこともあって、スズメバチの死骸を見つけたのはとても嬉しいことだったのでした。
という経緯で、持ち帰ったスズメバチ。いざ同定。
先生ご指導お願いいたします。
体長 27 mm 程度。
↑に基づいて同定しました。
① 黄黒斑
② 腹端が黄色 →③
③ 単眼周辺が黄色 → ⑤
⑤ 頭楯下の突起が 3 個?
うーん怪しい。少なくとも 2 個ではないなぁ。多分……。
よって、コガタスズメバチ(仮)。オオスズメバチ否定。
p 268~を参考に腹部を見る。
赤褐色の帯があるか?と聞かれると、うーん。シロウトには断言できません。
だけど幅広い暗色帯はある。
ということで、コガタスズメバチと同定しました。
ご指導よろしくお願いいたします。
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勾玉状の複眼、カッコイイ。
こういう形の複眼をもつ昆虫は、スズメバチとアシナガバチ以外にいますか?
「ハチの羽は,後翅にかぎがあって,羽を開く時,前翅の縁の部分に引っかかって一緒に動くので2枚のように見えます.」(参考サイト → ★)
これも今回見たかったポイント。
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以下、蛇足話。
もしこの子が最近死んだものであれば、この時期に大型であることからして女王バチの可能性が高い。
しかし、昨年死んだものであれば、働きバチかも。
いずれにしろ死んだ時期が特定できないし、素人には女王バチと働きバチの区別がつかないので、判断放棄。
しかし、おばちゃんの妄想は止まらず(笑)。
この子がもし最近死んだのであれば、女王バチとして冬を乗り越え、せっせと一人で巣作りをしていたところだろうに…なのに死んでしまって……と妄想が広がり、
メスとして果たせなかった彼女の無念を、同じメスとして哀れに感じ、泣きそうになってしまったのでした。ちゃんちゃん。
by e-sakamichi
| 2018-05-23 02:00
| 生き物
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