双子の話 - 1 / 双子の物語に対する違和感
2017年 07月 29日
今回は、双子のお話です。
黒いsakamichiさんも登場します。
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物語において、「双子」という設定はよくあって、双子の二人が入れ替わって何やら騒動を起こす、というのがお決まりのパターン。
これに対して、双子の母としては、すごく違和感を持つのです。
入れ替わったら気がつくでしょ、と。
双子ゆえ、見た目は一緒かもしれないけど、それぞれは別の人格。
付き合いの浅い人なら区別はつかないかもしれないけれど、
一緒に暮らしている家人や、お友だちに学校の先生は、二人を違う人格として認識してます。
例えるなら、一足の靴。
靴の左右は
見た目は似ているかもしれないけれど、
はき違えると、その違和感にはすぐに気がつくでしょ。
双子も同じ。
よって、入れ替わったのに気がつかないなんてことは、ない。
入れ替わったのに気がつかない、ということは、
あなたは代わりの効く人ですよ、別に入れ替わっても差しさわりがないですよ、オンリーワンではないのですよ、ということになると、思うのです。
そんなことを、単胎児の人に言いますか?
いえ、いいません。
むしろ、絶対に言ってはいけない範疇の言葉だと思うのです。
だけど、そんなことを、双子は平気で言われるのです。
本人たちは、慣れたから気にしない、と申しておりますがね。
母はやっぱり、いまだに慣れはしません。
特に物語において、二人が入れ替わっても気がつかない、ということが当たり前のように頻出するのは、
双子に対する冒涜・名誉棄損だと(苦笑)、残念に思ってしまうのでありました。
……と思っていたところで、出会った文章。
お話は次に続きます。
by e-sakamichi
| 2017-07-29 02:00
| 子ども
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