双子の話 - 1 / 双子の物語に対する違和感

今回は、双子のお話です。
黒いsakamichiさんも登場します。

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物語において、「双子」という設定はよくあって、双子の二人が入れ替わって何やら騒動を起こす、というのがお決まりのパターン。

これに対して、双子の母としては、すごく違和感を持つのです。

入れ替わったら気がつくでしょ、と。

双子ゆえ、見た目は一緒かもしれないけど、それぞれは別の人格。

付き合いの浅い人なら区別はつかないかもしれないけれど、
一緒に暮らしている家人や、お友だちに学校の先生は、二人を違う人格として認識してます。
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例えるなら、一足の靴。

靴の左右は
見た目は似ているかもしれないけれど、
はき違えると、その違和感にはすぐに気がつくでしょ。

双子も同じ。
よって、入れ替わったのに気がつかないなんてことは、ない。

入れ替わったのに気がつかない、ということは、
あなたは代わりの効く人ですよ、別に入れ替わっても差しさわりがないですよ、オンリーワンではないのですよ、ということになると、思うのです。

そんなことを、単胎児の人に言いますか?
いえ、いいません。
むしろ、絶対に言ってはいけない範疇の言葉だと思うのです。

だけど、そんなことを、双子は平気で言われるのです。

本人たちは、慣れたから気にしない、と申しておりますがね。

母はやっぱり、いまだに慣れはしません。

特に物語において、二人が入れ替わっても気がつかない、ということが当たり前のように頻出するのは、
双子に対する冒涜・名誉棄損だと(苦笑)、残念に思ってしまうのでありました。


……と思っていたところで、出会った文章。

お話は次に続きます。







by e-sakamichi | 2017-07-29 02:00 | 子ども | Comments(0)

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