43 歳 の冬でした(くらし部門)
2016年 12月 29日
前回バレーの話で紹介したこの本。
読み始めたのは理由がありました。
そんで、とんでもないことに気がつきました。
聴いてください、じゃらーん。
放課後学習の先生ボランティアにて。
子どもたちがプリントをやっている間、
わたしも漢字のプリントで勉強しています。
→ 放課後学習
改めて字を丁寧に書いてみようとすると、
お手本通りに書くのは、至難の業。
毎回難儀している。
しかしここで、ふと思った。
「字がうまいってどういうこと?」
字がうまいの定義が確定していなければ、うまい字の書きようもない。
ということで、「字がうまい」の定義を求めて、読みだしたのがこの本。
まだ途中なのですが、「乱雑」の基本という項目を見てみると
p 30「乱雑の基本」の要約
・楷書なのに、オレがカーブになっている
・トメが止まっていない
・真っすぐであるはずの線が曲がっている
・平行であるべき線がくっついている
とな。
ということはこの反対が「字がうまい」の要素であるはず。
ということで、トメなのかハライなのか、
オレなのかカーブなのか、
平行なのはどこか……
一つ一つ確認しながら字を観ることにしました。
どこにいても字を観てる。
見るのではなくて、観ている。
そのものをそのままの状態として、先入観を入れずに観ている。
そこで 気がついた。
ひらがなの「あ」の縦棒は、ハライじゃなくて、トメなんだ!!!
えぇぇぇぇぇぇ!!!!という声が聞こえてきそうですが(苦笑)、
わたしずっとハライだと思っていたのです。
「あ」の縦棒はトメだということを初めて知った 43 歳 の冬。
そんなことも知らずに何十年も「あ」を書き続けてきたということに愕然としました。
それと同時に、
意識してないがゆえに見逃していることが、
どれだけたくさんあるのだろう……とも。
そう考えると、涙がでた。
ホントに泣いた。
とほほ……。
お話は続きます。
by e-sakamichi
| 2016-12-29 06:00
| 本 & ひとりごと
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