視線とジェスチャーのみ
2016年 12月 07日
--- 前回の話 ---
自習の見守りをするときは、
おしゃべりしている子に「静かにしなさい」とは言わない。
視線とジェスチャーで注意を促すのみ。
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なんで、こういうやり方をしてるかというと、
1)うるさいと言ってるあなたもうるさい
「うるさいから静かにして!」と言っている人も、うるさい(笑)。
他の子も気を取られる。
そして、うるさいときは声に出して注意するんだ、というのが定常になると、
「静かに!」のコールが鳴りやまなくなり、
ウルサイ+静かにの二重合唱になって、よけい騒がしい。
よって、注意するよりも先に、
うるさくしてることが恥ずかしいと思う空間にしてしまうの。
ゆえに、声にだした注意はしない。
2) 目を見てドスの効いた声で
まぁこういうとき、うるさいのはたいてい男子だわね(笑)。
男子に「静かにしなさい!」ってキーキー声で言っても、聞き流すだけなんだって。
それよりも、目をあわせて、ドスの効いた声で短く言われる方が効くって(* 1)。
ムスコも言ってた。
ゆえに、男子のお母さん。
ガミガミ叱っても効果薄。
目を見て、ドスの効いた声で、「次は繰り返さないように」の一言を発するほうが効く。
今回のようなときは、目を合わせるだけで、
「やべっ」と気がつくようなので、それだけでいいみたいです(笑)。
で、視線とジェスチャーで注意をした子が、ノートに向かって勉強を始めたら、それを見守るフォローも欠かしません。
時折ちらっとこっちを見ますのでね、
その時は笑顔でうなずいたり、
いいね!と親指を立てたりするのです。
そうやって、いいところもきちんと見てるんだよ、ということを伝えるの。
そうすると、そういう子って頑張れるの。
可愛いらぁ~^^。
お話は続きます……。
--- 参考文献 ---
* 1
「p 147 叱ることの大切さ
小さい子どもを叱るときは、
親子の愛着がベースにあって、
そのうえで恐怖反応を入れるのが基本。
子どもと目線が合っている状態がいちばん恐怖反応が起きる。
叱るときは、
①目線をあわせる。
②声を低めに(『叱られた、怖い』という感情をつかさどる扁桃体系が活動するから)」
by e-sakamichi
| 2016-12-07 13:00
| 子ども
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