図書館 - 5 / やっぱり図書館

考察シリーズ、「図書館の活用法と効用」。

序論として、なぜ本なのか?というお話をしてきました。(おいおい、まだ序論だってよ、笑)

ネットで情報を得られる時代だけど、やっぱり本なのです。本じゃないとできないことが、たくさんあるのです。

だからね、本を読みましょうよぅ!
そして、もう一つ。

本は、量なのです。

本当にいい本かどうかは、ある程度本を読みこなさないと判断できないません。だから、質よりも量からでいいのです。
量をこなしていくうちに、質がわかるようになります。逆に量をこなさないと、質もわからない。

そして、ある分野において体系的な知識を得ようと思ったら、最低でも 10 冊は読まないと体系的にはなりません(* 1、* 2)。
ゆえに、量が肝心なのです。

だからね、たくさんの本に触れてほしいのです。

ちなみに、我が家は 週に一度の図書館利用で 25 冊ほど借ります(内訳:わたし 10 冊、子ども 5 冊×3人)。

これを買っていたら、一冊 1,000 円と仮定しても、一週間で 25,000 円、月で 10万(汗)。
本を置く場所もない。

だから、本は図書館で、なんです(笑)。

それに、図書館で借りると、返却期限があります。

賞味期限が近いとあわてて食材を消費するように、本も返却期限が決められていると読めるのです。
今しかないと思って読むから、必死に読む。

わたしは、本は買うと読まない。いつでも読めると思うからなんでしょうね。

だから、本は図書館で、なんです(再び)。

もちろん、図書館で本を借りるのは、それだけではありませんよ。

そして、図書館は本を借りるためだけに利用するのはモッタイナイのですよ。

ということで、やっと本論に入ります。
(やっとか!)

「図書館の活用法と効用」本論、次のお話から。


なお、本シリーズでは、図書館の写真を多数掲載しますが、申請して許可をいただいて撮影したものです。(M様、ご協力ありがとうございました。)

夏休みの宿題やなにかで図書館の写真が必要な時は、図書館に許可をもらって撮影してくださいね。

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-- まとめ ---

ネットで情報を得られる時代だが、やっぱり本。
そして、本は量が肝心。

ゆえに、図書館で。

---

「図書館の活用法と効用」シリーズ

序論. なぜ本なのか?

・結局は言葉 →
・考える力を養う →
・対人観とメタ認知 →
・メガネと雑談 →
・やっぱり図書館 →


--- 参考文献など ---

* 1

人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

出口 治明/幻冬舎

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p 105 「(要約)最初の一冊目は『点の理解』。二冊目を読むと、少しずつ点と点が結びつき『線の理解』になる。

分厚い本を 5 冊くらい読んでから、薄い本を読むと、それまでの点がすべて線になってつながり、さらにはその分野の全体像が見えてきて、一挙に『面の理解』に広がる。
極論すると、いままで読んだ本のすべてが、同時に腑に落ちる。」


* 2

読む力・聴く力

河合 隼雄,谷川 俊太郎,立花 隆/岩波書店

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講演 人間の未来と読むこと、聴くこと / 立花 隆

p 46 「インプットとアウトプットの比を一般的に、IO比 といいます。
IO比 が高ければ高いほど、情報のつまったいいものが書ける。

一般にどれくらいが適正 IO比 か。
(中略)(一冊の本を書くには)一般的に言っては、だいたい百対一ぐらい IO比 がないと、ちゃんとしたものは書けません。だから、本を百冊読んで一冊書くという感じです。」





by e-sakamichi | 2016-07-30 11:53 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

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