聴いて深める- 4 / 本を読む

--- 前回のお話 ---

相手の発した言葉を
最後まできくことの練習。

練習の一つは、夕飯時のディスカッション。

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相手の発した言葉を最後まできくことが難しいのは、
自分の中の経験や知識がいちいち反応して口を出したがるから。

つまり、自分の中のコメンテーターがウルサイということね。

聴いて深める- 2 / 口を出したがるから


よって、練習のもう一つは、
本を読むこと。

本を読んでる間は、自分の中のコメンテーターがあれやこれやと口を出したとしても流してるでしょ。

自分の中のコメンテーターの言うことにいちいち耳を貸してたら先に進めないからね。

よって、本を読むということは、
自分の中のコメンテーターにいちいち反応しないで流すという練習になるのでしゅ。

自分の中のコメンテーターにいちいち反応しない姿勢ができると、
相手の言葉を 最後まできくことができる。

自分の心を空っぽ(虚)にまではできないとしても、
相手の話をさえぎったり否定したりすることは少なくとも しなくなるのでしゅ。( * 3 )

ね。

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--- 参考文献 ---

* 3


「他者に対する態度というのは、
読書量、
つまり活字力と関係があります。

活字を読むというのは
『書いた人の話を聴く』行為です。

読書量が多くなればなるほど
他者の話を落ち着いて聞くことができるので、

まず相手の話を理解し、
その上で自分のコメントをするという
対話ができるようになるのです。

本をきちんと読んでいる人なら、
相手が話し終わる前に
『でも、それは』と言い訳をしたり、
いきなり自分の話をかぶせたりしない。

『むかつく』『うざい』『っていうか』
といった、コミュニケーションを
断ち切るような言葉は
選ばなくなるということなのです。」





by e-sakamichi | 2015-07-28 12:00 | 子ども | Comments(0)

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