自分の中の他者
2015年 06月 09日
意志決定力を いかにして養うか、
という話の流れで、
この本では
「人に話して論点を整理しよう」
とありました。
「声に出してみると、
頭の中が整理されて、
どうすべきか見えやすくなるのである。」
「その相手は(中略)
かならずしも検討している案件に
詳しい必要はない。
極論すれば、
おとなしく聞いてくれる人なら、
誰でもかまわない。
あくまでも、自分の頭の整理が
目的だからだ。
その意味で、これは
一般的なコミュニケーションではない。
いわば、『自己内対話』である。
仏壇に向かって話をするようなものだと
考えれば、わかりやすいだろう。」
仏壇に向かって、って(笑)。
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アドバイスもなく、
批判もなく、
ただ 話を聴いてもらう ということが、
大事だなぁ、
と このごろ思うのです。
ただ話を聴いてもらう、
という経験を重ねるとね、
その人がいない時にでも、
その人に 聴いてもらうように、
自分の心の中で 話をして
気持ちを整理することが できるのでしゅ。
物事を整理することが できるのでしゅ。
他者に聴いてもらう
という経験を重ねると、
自分の中に
他者を存在させることができるようになる、
ということかも しれましぇん。
自分の中に 他者が存在すると、
冷静になれる。
これが、いわゆる
客観的思考なのだと
思うのでしゅ。
アドバイスもせず、批判もせず、
ただ話を聴いてくれる人。
私にとっての あの人やあの人や パパが
そうであるように、
子どもたちにも、
そういう存在の人がありますようにと、
願うのでしゅ。
我が家の場合、パパがそういう存在。
私ではない(笑)。
だけど、私もそうありたいと、
思ふ けふこの頃。
ということで、「聴く」をメインにした
カウンセリング講座に
通うことにしました。
にゃは。
--- おまけ ---
「自分の中に 他者を存在させることが
できるようになる」
この客観的思考ができようになるのも、
9 ~ 10 才のころ。
だから、人からどう思われるかとか
気にするようになる。
そして、人の心を推し量ろうとする。
人の目を気にするなんて
面倒な側面もあるけど(笑)、
人の心を思いやるという側面は、
社会で生きていくのに 大事な能力。
ゆえに、子どもたちの中に存在する他者が、
子どもたちを まるごと受け止めてくれることを
切に願うのです。
そうすれば、
子どもたちが 人に対して、
まるごと受け止めるという行動に
移せるのかな、と思うのでしゅ。
ね。