窓拭き & 雑巾のすすぎ方

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朝から せっせと窓を拭きました。

「窓を拭くとは、
sakamichiさん、なんぞありましたか?」

はい、そうです。ありました。

祖母の状態が不安定だと、
実母から連絡がありましてね。
もう、お年ですからね。覚悟しました。

すぐに会いに行ける距離でも
すぐに動ける身軽さでもないのが
もどかしい一方、
不思議と悔いもないのです。

祖母とはね
過ごした時間の密度が濃かったから。

ともに過ごした時間は、
多くないかもしれないけれど、

祖母は祖母として、存在してくれたこと。
私は孫として、存在したこと。

相手が何かをしてくれたからでもなく、
相手に何かを求めるのでもなく、

ただ存在することが ありがたい、
という 時間の過ごし方をしてたからね。

だからね、悔いはない、とも思ふのです。
ね…。

今週末、帰ろうと思います。
祖母に会いに、というよりも、
母に会いにかな。

祖母はもう多分、意識はない。
母の 気持ちの下ろしどころとしての私、
として帰ろうかな、と思っています。

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…ということを、
窓拭きが終わったら、
思えるようになりました。

それまでは、覚悟も決めれず、
ただ おたおたワサワサ するだけ。

窓拭きは、
「心を留める」の絶え間ない積み重ね。
だからね、こういう時にはいいのです。

窓拭きは 修行度 ハイレベル
心を留める

「雑巾がけ」から始まる 禅が教えるほんものの生活力

有馬 賴底/集英社

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窓拭きは、洗剤は使用せず 雑巾のみ。

ちょうど読んでいたこの本に、
雑巾のすすぎ方の「型」がありましてね。

絞り方の「型」は よく見るけど、
すすぎ方の「型」はお初。
早速 やってみました。

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「たかが雑巾のすすぎ方に、
茶道の作法のようなこだわりは
必要ないじゃないか、
と思われるかもしれません。

けれど、逆なのです。

掃除のように日々繰り返して
暮らしを調える作業にこそ、
もっとも効率的な
道具の扱い方や手順があって、

そうした
きわめて合理的な日常の動きを
取り入れたのがお茶なのです。」

「『型』には合理的な美しさが
宿っています。
おろそかにしてはあかん、
ということです」


コトの大小なんて 区別をつけずに、
目の前にあること 一個一個を
心を留めて行う。

これが、禅の精神だと、
私は思っているのでしゅ。

だからね、
家事も一個一個 心を留めて行い、
「型」にできるよう
努めるにょ。


by e-sakamichi | 2015-06-02 12:00 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

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