アゲハの観察から - 6 / とにかく読む・話す・聴く
2015年 05月 20日
--- 前回のお話 ---
イメージを湧かせるような文章は、
色、形、質感、大きさ…など、
対象物をいろんな視点から説明しており、
説明する表現として比喩も用いている。
---
読んだ人にイメージを湧かせるような文章の
定義はできました。
ですが、
「こういうもんだから、書きなさい」
って、突然 言ってもねぇ。
子どもだって、できまへん。
じゃぁ、どうしたら よいのでしょう・・・。
慣れるしかないのかなぁ、と思うとでしゅ。
イメージを湧かせるような文章に。
物語でも、生き物の本でもよいので、
イメージを湧かせるような文章を
とにかく 読む。
風景なり、心情なり、対象物の説明なりが、
言葉として書かれている本を読む。
そして、
読んだら、お母さんに聞かせて作戦。
「学びの定着を促進するのは
アウトプット。
書く、描く、話す の 3 つ。」
だからね。話すのは大事。
また、普段の会話の中でも、
色、形、質感、大きさ…など、
対象物を言葉として説明する練習、
比喩も用いる練習も しよう。
そのために大事なのは、
母の 聴く姿勢。
気付きを誉める 姿勢。
否定をせず、評価もせずに聴く姿勢。
驚きや感動を 共有する姿勢。
教えすぎない姿勢。
ね、ね(自省中)。
書くほうは、
追々 ついてくるでしょう。多分(笑)。
お話は、もうちょい続きます。
---
気付いたことを 付箋に書いて、
虫かごに貼る作戦に出た ムスメ 1 。
こうやって書いてあると、
気付きを 家人と共有できる。
家人が 更なる変化に気がついたときには、
その気付きを ムスメ 1 に報告する。
気付きの共有ができた瞬間は、
虫かごの前で 二人して、
ニンマリ。
こりゃ たまらん(笑)。
気付きの共有が 心地よいからか、
ムスメ 1 も 気付きが多くなった。
聴いてくれる人・関心をもってくれる人、
というアウトプット先があると、
人は 気付きの感度を増幅させる。
---
生き物系の本は、
写真やイラストが メインのものが多い。
写真やイラストは、
一見 わかりやすいのだが、
私の場合、頭に残らないにょ。
この 「あかね書房/科学のアルバム シリーズ」は、
文章メイン。
ゆえに、私の好み。
そして、文章メインで説明してあるので、
イメージを湧かせるような表現が
てんこ盛りなのでしゅ。
これも、オススメポイント。
ツバメの謎: ツバメの繁殖行動は進化する!? 北村 亘/誠文堂新光社 undefined
ツバメの体色や 巣の形を、
言葉だけで 説明している。
言葉だけで説明してあるからこそ、
微妙な違いも
言葉として捉えることができる。
比喩も お上手。
一冊丸ごと 一つの生き物について、
文章メインで書かれた本を 読むと、
イメージを湧かせる文章が どういうものなのか、
体感できるかと 思いましゅ。