アゲハの観察から - 6 / とにかく読む・話す・聴く

--- 前回のお話 ---

イメージを湧かせるような文章は、

色、形、質感、大きさ…など、
対象物をいろんな視点から説明しており、
説明する表現として比喩も用いている。

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読んだ人にイメージを湧かせるような文章の
定義はできました。

ですが、
「こういうもんだから、書きなさい」
って、突然 言ってもねぇ。
子どもだって、できまへん。

じゃぁ、どうしたら よいのでしょう・・・。

慣れるしかないのかなぁ、と思うとでしゅ。
イメージを湧かせるような文章に。

物語でも、生き物の本でもよいので、
イメージを湧かせるような文章を
とにかく 読む。

風景なり、心情なり、対象物の説明なりが、
言葉として書かれている本を読む。

そして、
読んだら、お母さんに聞かせて作戦。

「学びの定着を促進するのは
アウトプット。
書く、描く、話す の 3 つ。」

だからね。話すのは大事。

また、普段の会話の中でも、
色、形、質感、大きさ…など、
対象物を言葉として説明する練習、
比喩も用いる練習も しよう。

そのために大事なのは、
母の 聴く姿勢。

気付きを誉める 姿勢。
否定をせず、評価もせずに聴く姿勢。
驚きや感動を 共有する姿勢。
教えすぎない姿勢。

ね、ね(自省中)。

書くほうは、
追々 ついてくるでしょう。多分(笑)。

お話は、もうちょい続きます。

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気付いたことを 付箋に書いて、
虫かごに貼る作戦に出た ムスメ 1 。

こうやって書いてあると、
気付きを 家人と共有できる。
家人が 更なる変化に気がついたときには、
その気付きを ムスメ 1 に報告する。

気付きの共有ができた瞬間は、
虫かごの前で 二人して、
ニンマリ。
こりゃ たまらん(笑)。

気付きの共有が 心地よいからか、
ムスメ 1 も 気付きが多くなった。

聴いてくれる人・関心をもってくれる人、
というアウトプット先があると、
人は 気付きの感度を増幅させる。

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アゲハチョウ (科学のアルバム)

本藤 昇,佐藤 有恒/あかね書房

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生き物系の本は、
写真やイラストが メインのものが多い。

写真やイラストは、
一見 わかりやすいのだが、
私の場合、頭に残らないにょ。

この 「あかね書房/科学のアルバム シリーズ」は、
文章メイン。
ゆえに、私の好み。

そして、文章メインで説明してあるので、
イメージを湧かせるような表現が
てんこ盛りなのでしゅ。

これも、オススメポイント。

ツバメの謎: ツバメの繁殖行動は進化する!?

北村 亘/誠文堂新光社

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ツバメの体色や 巣の形を、
言葉だけで 説明している。

言葉だけで説明してあるからこそ、
微妙な違いも
言葉として捉えることができる。

比喩も お上手。

一冊丸ごと 一つの生き物について、
文章メインで書かれた本を 読むと、
イメージを湧かせる文章が どういうものなのか、
体感できるかと 思いましゅ。



by e-sakamichi | 2015-05-20 08:00 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

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