サナギから学んだこと- 1 :サムシング グレイト

”なぜ” サナギになるのか
に対する 答えはないが、

「答えがない」ということは、
受け入れることが できる。
---

仏の発見

五木 寛之,梅原 猛/平凡社

undefined

五木 寛之 氏と 梅原猛 氏の
仏教に関する 対談本に
あった 文章。

「優れた自然科学者は、
行き着くところ 何かそういうもの
(神仏というか、人間を超えたおおきなもの)
に 突き当たると
みんな言っていますね。
(中略)

科学で解明できる問題に対して、
では なぜ そういうものが
世の中に存在したのか、
ということについて 思いをいたすと、

自然科学の 最後の限界のところに
何かがある
ということだけは、感じると。

むしろ科学者のほうが、
そういう不思議なものの存在にいきつくと。

絶対者というか、
なんといっていいか わからない何かを、
感じているみたいですね」

---
どんなに科学が進歩しても、
”なぜ” サナギになるのか
に対しては、答えが でないのだ。

この対談の言葉でいうところの、

「自然科学の 最後の限界のところに ある何か。
科学者が行き着く 不思議なものの存在。
なんといっていいか わからない何か(笑)。」

つまり、
人知を超えたところにある話、
なのだ。

この
人知を超えたところにある「何か」を、
分子生物学者の村上和雄氏 は、
こう 呼ぶのだそうだ。

「サムシング グレイト」。

敬意に 満ちている言葉(萌)。

この「サムシング グレイト」、
私の幼稚な言葉で表すと

「チョウの幼虫がサナギになるのは
なんでかわからないけど、
なんだか スゴイ!」

となります(笑)。

--- おまけ ---

サナギから学んだこと- 1 :サムシング グレイト_e0201060_21513011.jpg


サナギになる過程も、
スゴイの~(萌)。

写真は、サナギになるために
脱皮しているところ。


by e-sakamichi | 2015-04-05 12:00 | 本 & ひとりごと | Comments(0)

Web 内覧会、家事効率化、生き物、石ころ、お茶、本。大1男子&高1双子女子の母。


by sakamichi