情景や モノに 思いを託す
2015年 03月 20日
私が ドラマを見てて、
好きだナァと思うポインツは、
エピソードの積み重ね。
特に 好きなのは、
情景や モノ に エピソードが
絡めてあって、
その 情景 や モノを
再び 見たときに、
相手のことを 一人静かに想う、
というシーン。
情景や モノに 思いを託す、
このパターンに、
私 どうも 弱いみたい。
キュンキュンしちゃう(笑)。
そして、日常生活で
その 情景や モノを見たら、
そのドラマのシーンを 思い出して
キュンキュン 再びなのでしゅ(笑)。
満月を見たら
「してあげることが 幸せ」
という セリフを思い出し、
(月を見ると、生命誕生 も
思い出すのですがね、笑)
絆創膏を見たら、
人の優しさを
初めて 素直に受け取った、
あのシーンを 思い出す。
このシーンを見て以来、
私にとって 絆創膏は、
優しさの 象徴的アイテム(笑)。
---
情景や モノに 思いを託す、
というのはね
実は 日本人 得意分野なの。
というのも、
俳句 がそうなんですよ。
「私たちは、ふだん自然の中を歩いてても、
そこで何かを発見するということは
あまりない。
しかし、俳句をつくろうと思って
歩いている人は 違う。
誰も目に留めないような
路傍の花に対しても、
そこに 自分の気持ちを重ねて
一句つくる のである。」
そう、俳句というのは
情景や モノに思いを託すこと、
なのでしゅ。
普段 俳句なんて 意識してないけど、
情景や モノに思いを託す
というのは、
日本人のDNA に
刻み込まれた 感覚なのかも。
だからかな、
ドラマの中で、
情景や モノに思いを託すシーンに、
キュンキュンしてしまうとでしゅ。
にゃ~んてね(笑)。
「・・・一句つくる のである。」
の文章は、この本から。
このところ、
色んな本で
俳句の話や、正岡子規の話が
出てきてね、
なんだか、引っ掛かるのでしゅ。
気になるのでしゅ。
禅のお坊さんの 本にも、
正岡子規の『叙事文』の引用あり。
「言葉を飾るべからず。
誇張を 加ふべからず。
ただ ありのままに 其の事物を
模写することを 可とする」
この 正岡子規の一文は、
とても 禅的。
ドミニック ローホーさんの本にも、
俳句は 度々登場。
--- おまけ ---
片付け的 観点から言うと、
モノに 思いを託しすぎると、
モノが 手放せなくなる。
ゆえに、
思いを託すのは、
自然のものや 情景に とどめておくほうが
賢明かと 思います(笑)。