習い事に見る 「空」と「色」
2015年 03月 28日
--- 前回のお話 ---
丁寧に字を書く というのは、後のことも 先のことも考えず、今 ここで書いている文字に意識を つなぎとめる、
「今、ここ」の絶え間ない積み重ね。
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この話を、もうちょっと つっこんで考えてみました(笑)。
聴いて下さい、じゃらーん。
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仏教では、この世の一切は「空」と言う。
「空」とは 何もないことではなく、
そのものはただ「ある」だけということ。
そこに あれやこれやと意味づけをすることが「色」。
(と、私は解釈しています)
この 「空」と「色」的考えを、習い事の上達過程に 適用してみました。
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step 1) 空→色
やったことがない・意識してなかったことに、一つ一つ 意識づけをする過程。
「空」を「色」にする過程。
書道でいうと、はね・とめの練習。
茶道でいうと、ふくささばき等の 割り稽古。
バドミントンでいうと、
素振り・フットワーク・トス練習。
繰り返し、繰り返し練習する時期。
step 2) 空→空
繰り返し練習したことで、体が覚えた状態。
イチイチ考えなくても、体が動く状態。
つまり、「色」が入らず「空」が「空」のままで 過ぎていく状態。
書道:スラスラかける。
茶道:お手前は 流れるように。
バドミントン:足が出る。
step 3) 空→色
思考したとたんに間違うという時期。
今まで、スラスラ書けていたのに、気になるところができてかけなくなる。
お手前の、細かい動作が気になるようになる。
そう、今まで 意識してないところに気がつくようになったゆえに、動作が滞る。
これは、前進のための 一時停止。
ゆえに、細かいところを 意識をして、繰り返し練習をする。
step 4) 空→空
更なる高みに 到達したとき。
体が 勝手に動いている状態。
私の中のコメンテーターがあれこれクチを出すことがない状態。
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この「空」が「空」のままで物事が 完了する様を、無心・集中 と呼ぶのかもしれましぇん。
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茶道の進捗状況。
お薄は 滞らず できるようには なりました。
でも、先生曰く
「お点前に 角がある。まだ 丸くない」。
はい^^;。
歩数も数えてるし、
あれをここに置いて 次はコレ という
実況解説も 頭の中で やっています。
まだ「色」がついている状態。
何も考えずに歩いても
左足から出て 半畳三歩になるよう、
ただただ 練習あるのみ。
その先にある
何も考えずとも 体が動く、
「空」が「空」のままでの境地を
目指したいです。
こんにちは♪
お褒めの言葉、ありがとうございます!
実践主義が
禅の基本、お茶の基本 だと思っているのでしゅ。
ゆえに、仏教の概念的なことを
身近なところに 落とし込むのが
クセになっとりましゅ^^。
そして、歌詞(笑)。
貴女のお話が好きなのは、
大喜利的なところ。
○○とかけまして △△と解きます。そのココロは。。。というの笑点のアレ。
○○と△△が かけ離れていれば いるのほど 面白いように、
貴女の話は 言葉の結びつきの意外性が
好きなのでしゅ(告白)。